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「お食い締め」の日

  17, 2015 12:13
9月14日は「お食い締めの日」
と・・・きめたのは、言葉を作った牧野日和さんw

ブログ用5

「お食い締め」は、牧野さんが考えられた造語です。
最期に食べたいものは?って考えたら私たちは何を思い浮かべるでしょうね。

人間の機能の中で口から食べるということは最期まで有し
また口から食べている姿を見ると、周囲の私たちは生きていることを実感します。
しかし、障害や病気によっては食べることで、誤嚥(食道以外の器官に入ること)しやすくなります。

誤嚥すると肺におち、細菌が発生し肺炎になる。
肺炎になると呼吸がしにくくなり、重篤な場合死に至ることになるから
誤嚥は禁物なのです。

加齢とともに筋力や体力は落ちていきます。
もちろん身体の臓器も年を重ねていくわけですから
以前のように俊敏な動きが取れなくなり
場合によっては病気になりやすく、障害を有する可能性が高くなってくるものです。

お年を重ねるということは
様々な弊害が出てきますが、私たちは不老不死ではいられないわけです。
食べたいという思い=生きること
努めて予防しても抗えず、誤嚥を繰り返すとなると
口から食べることを諦めることもあります。

それが、胃瘻と呼ばれるものであったり
IVH(中心静脈栄養)というものであったり
鼻腔栄養をしたりするのです。

命を保つためには
口から食べられなければ
こうした3つの方法が可能となるのです。

よく耳にする延命という言葉
「ぽっくりいきたい」
誰もがいう言葉であり願いかもしれません。
しかしながら、神は無情にも願いは叶えてくれないことも多いのです。

自分の心臓が活動し、呼吸することができ
何らかの病気を治療することで元気になる可能性があるとするならば
栄養をいれて体力をつける必要がある。
そのためには3つの方法をとりましょうとなるのです。

そう医者から言われたら、その3つのどれかを選択しますよね。
私も「いいえやめます!」なんて大切な人のまえでは言えないと思います。
しかしそこからが医療の課題なんです。

医療としては
病気を治療し、栄養状態まで改善しました。
しかしながら、使っていない機能・器官は、加齢に加え
病で疲れ切っています。
その機能・器官に対してのリハビリテーションという分野はまだまだ研究中なんです。

決して胃瘻やチューブを使った栄養を摂るという行為について
悪いと思ってはいけません。
栄養を摂れることによって病気が治療され、リハビリテーションを受けることができる可能性が高いのであれば、
リハビリテーションにより場合によっては口から食べるということもできる可能性が高まるのです。

チューブの長期持続は「延命」には間違いありません。
口からいくらかでも食べていてくれると安心できますが
まったく食べることを禁止され、チューブで栄養を流すとなると
対象の方の廃用は不思議と進んでいきます。
感情も乏しくなり、発語すら難しくなってきます。
その様子をみて多くの家族が、「これでよいのだろうか?」と悩むようです。

チューブで栄養を流すという受け身な行動と
口を動かし食べようとする自発的な行動の差を感じ矛盾を持ってくるのです。

前置きが長くなりましたが、
牧野日和さんは言語聴覚士で、歯学博士でもあります。
何らかの予防的なことを行い
リハビリを講じてもなお食べさせることが難しかった時、
口から食べさせてあげたいという家族の思いをかなえるべく
科学的に検証し食べられる方法を検討します。

「お食い締め」
最期に食べさせたいもの・・・かもしれませんが、
最期の食事という意味ではありません。

最期に食べたいものを見る・感じたときに発揮されるご本人の自発的な行動を引き出し
そこから科学的にアプローチすることで
安全に食べることを支援することで
機能が回復することがあります。
チューブではなく口から食べるという行動を思い出すこともあるのです。

「食べたいから食べた」
ではなく
「食べたいということから生きるという力を引き出し
安全に食べてもらうために必要なリハビリテーションのアプローチ」
は支援の差に大きな違いがあると思うのです。
ブログ用
先日、西宮福祉用具体験会で勉強会を2日間にわたり開催していただきました。
1日目は実践編
2日目は実技編

ブログ用3

ブログ用2
食品分類とともに身体の機能変化を学ばなければ危険が伴います。

ブログ用4

最期まで
口から食べたい
口から食べてもらいたい
人類の願いかもしれません。

私たちが今できること
これから考えなければならないこと
学ぶ機会を持てるといいですねっ。

フェイスブックでは「お食い締めサークル」というのも開催されています。
講演会などに参加された方についてはぜひ入会をと勧めておられました♪検索してみてくださいね
  •   17, 2015 12:13
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