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【累犯障害者】 山本譲司 

  09, 2012 00:52
先日友達の引っ越しを手伝いに行きました。
彼女の立ち上げたNPOの仲間もあり、ワイワイいいながら片付をすすめます。

彼女の ”のほほん”とした部分と、固い鉄板のような芯の魅力が人を集めている…
私もその一人( ´艸`)ムププ

そんな彼女から一冊の本を貸してもらいました。

累犯障害者

繰り返し犯罪を犯し収監される障害者について記載されている。
著者は以前民主党の議員をし、自ら秘書給与の流用し収監されたこともある山本譲司氏。

本を読んで、
驚いた気持ち半分
納得した気持ち半分
(゚Д゚;)

障害を持つ人が犯罪を犯し、全てを無罪にしなさいなどという
乱暴な記載は一切ないです。
どんな人であれ、罪は償うべきである…
しかしその背景にあるということもまた知ってほしいし、そこに
地域や福祉の落とし穴があるとうことに気づいてほしいという内容でした。


(´ノ・ω・`)ノ・‥…━━━★゚+.・‥…━━━★゚+.・‥…━━━★゚+

自分がボランティアに行った福祉施設の事が思い出されます。
介護福祉士の学校に通っていた19歳の夏休み。
社協が募集するボランティアに行くことにしました。

それもわざわざ家から遠方の精神薄弱者更生施設(この時代はこう呼ばれていました)
しかも単身、3泊4日
(´ー`A;) アセアセ

兵庫県の中でも岡山に近い
最寄りの駅から施設までは車から30分とかかり、
本当に山の中でコンビニもお店もなぁんにもない田舎でした。

こりゃ・・・
逃げ出せねぇなぁ(´д`ι)

ボランティアを辞めることのできない恐怖w
ある種それを望んでいた自分。

一日目は宿直室に通されるも、閉鎖的な施設にとっては
私は異物でしかありません。
職員の輪の中に入れるわけもなく、阻害された環境の中で過ごしていた。

観たことのない事ばかりが繰り広げられる…
同姓介助は当たり前、素っ裸で平気で女性入居者の入浴介助をすること
奇声をあげながら敷地内を走り回る人を追いかけてはがいじめにする職員
”あの人には絶対近づいてはいけません”という紹介を受けて理由は聞かされない恐怖w
呆然と立ち尽くす中、業務を手伝っていきます。

彼らにどんな既往歴があるかなんてわからない。
ただのボランティアであるため詳細を知りえるすべはない。

さすがに異空間になじめないでいると一人の女性入居者が近づいてきました。
「私は京子よあなたは?・・・年は?まぁ、私の方がお姉さんね^^
怖がらなくて大丈夫よ。みんな優しいから」

屈託なく笑う小柄な女性はあれこれ教えてくれた。

”この人・・・どこか障害されてるんだ?!(。´・ω・)ん?”

そう思うほど、彼女はテレビの話題や園内のうわさ話、
みんなが興味を持っていることなど丁寧に説明してくれた。
ある種、彼女はこの園ではアイドルだった。

「そうだ、私頼んであげる。二人部屋なんだけど、私一人で使ってるの。
あなた一緒に泊りましょうよ( 艸`*)」


たった一人でいるのは怖い。
でも彼女とならと喜んで職員に尋ねるとあっさりと許可が下りる。

ボランティアや実習生というのはどちらかというと
援助者というより入居者に近い。
環境的にいえばまったく同じ。
不安な中で自分と向き合う必要があっても向き合えない未熟さをもっており
そんな中援助者としての立場を語ろうにも何とも説得力のないものになっていた。

彼女と園内の生活
食事や
入浴介助
軽作業
みんなとのおしゃべり
それはそれは楽しく過ごす。

「ねぇ聞いて良い?あなたは何故ここで生活してるの?」
「これ、私の子ども」
ぱっと見ると私よりも年下に見える彼女はすでにシングルマザーだった。
「この子ね、家で暮らしているの。
みんな私には育てられないっていうのよ。
惚れっぽいというのか・・・
私にはお兄ちゃんがいるんだけどすごく愛してくれるの。
だからね、お兄ちゃんが私を守るためには施設に入ってなさいって。」


かわいらしい彼女は知的障害を持っているのであれば、
そそのかされるなんてことはありえるのかもしれないと感じた。
数日間を過ごし、時々手紙のやりとりしつつ彼女とは疎遠になった。

数年たったある日仕事から帰ると、一本の電話が入った。
「○○京子という人をご存知ですか?!」
すぐに思いだせず、うーんという。
電話口の相手の施設を聴き、思い出す。
「なぜ、そんなことを聴くのですか?!」
「私はここの職員です。彼女があなたとの話をするんですが
一方的なことが多いので確かめているんです。」

「彼女はなんといってるんですか?!」
「あなたは友達だといってますが、本当なんですか?!(#`-_ゝ-)」
非常に不快になる聞き方だった
「えぇ、友達です。ここ最近やり取りはしていませんが、
ボランティアに行っている時に
仲良くなり手紙もやり取りしてました。
彼女のいっていることは本当ですよ」

相手は驚いた声をあげ、早々に電話を切った。

その後彼女からお礼の手紙が届いた。
みんなが自分をうそつき扱いすると・・・。


本を読んで彼女の事が想い出された。
知的障害を持っている人は本当に純粋だ。
そして、”良い”か”悪い”かを判断できない障害を持っている。
誰よりも愛されたいと思い、居場所を求めている。
たとえそれがやくざの食い物になったとしても、そこに救いがあると感じている。
それまでに、頼れる福祉があったのなら
出会う人が良い関係であれば、もっともっと充実した過ごし方ができるだろうに…
そう訴えている気がします。

12月15日(土)友達の主催するNPOで 著者である山本譲司さんを招いて
トークセッションを行います。
詳細がアップされたらまたご案内しますねっ。

貴重な講演だと思いますので、
この機会に知ること
障害を持つ人が社会の中で暮らすということについて
身近にみんなで考えてみませんか?!(*´∀`)
  •   09, 2012 00:52
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