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こだわること

  10, 2012 22:23
なんちゃってケアマネは
併設のデイのポジショニングをちょこっとお手伝いすることになりました。
ありがたいですねぇ。

(‐^▽^‐)
ある利用者さんは触れるたびに”きゅうっ”と手足を縮めてしまいます。

もちろんうちの施設には高価なポジショニングピローがあるわけではありません。
どうしてもある座布団やタオルや布団でやるので、決して十分とは言えません。
広い面で支えるということをしながらも広く取れないときはできるだけ下へ下へ引き込んでいると、
うずもれていましたが、筋肉の緊張がとれたのかしばらくすると手足が伸びていました。

起きてからの反応がとにかく良かった♪
ちゃんと眼で人を追い
大きなあくびをしてもしっかり目を見開いていた。
おトイレでちゃんと端座位できてたし、排尿もしっかりありました。
立位も良い感じだったので、介助方法のバリエーションは広がりそうです。


私は利用者さんと直面しなければ考えることができません。
この人が今何をしたいと思っているのか
もしかしたらこうしてみたらどうなるんだろうか?!
そんな試行錯誤の繰り返し。

ずっと介護の現場でいた時は、今ほど研修に行っていなかったものの
自分の持てる知識でずっと繰り返していた習慣です。


ふと今でも思い出す・・・
4年前、デイケアを辞めることになったとき、
鼻腔栄養になってしまったAさんはうちのデイケアが開所してから半年後に利用してくださった方です。
なかなか介助方法が独特で家族さんとの関係もなかなか最初はうまくいっていませんでした。


それでも歩くことにこだわり、
固い身体をほぐした後はフロアを手引きで歩いて、
1時間トイレに座ってはずーっとマッサージをしてると
必ずびっくりするような良い排便をする。
お風呂はいつも檜風呂にしっかり目を開けて入ってる。
リハビリで身体を動かされるたびに「おまえなにしよんねんっ!」と目を見開くw
言葉で訴えることはできていなかった方でした。

そんなAさんがある時入院先で鼻腔栄養になってしまいました。
在宅に帰るけれど、訪問看護ステーション以外は受け入れてくれないという厳しいもの。
Aさんを支えようと受け入れることになりました。
準備を重ね、それでも当日バタバタと迎えに行く。

鼻腔栄養を受け入れたことがなかったということもありますが、
まずお迎えに行くと、普通乗用車に乗らない、ティルトリクライニング。
(-∀-`; )最初からピンチですw

なんとかかんとか乗ることができたら、
今度はデイでの過ごし方とスケジュールを分刻みで組み立てます。
STさんに診てもらうことをお願いしていました。

家族さんは好きな甘いものだけでも食べてもらいたいからと話していたのです。
併設の病院からSTさんに来てもらって飲み込みを観てもらいます。

「おっ、ごっくんできてますね。それに口にはいるともぐもぐと噛んでますね。
可能性はありそうですねっ」

心強い言葉に意気揚々。
お風呂も入って、栄養を注入して臥床して
リハビリは少しだけ拘縮の確認をして様子を見てもらいます。

今日のおやつはみんなで手作りおはぎ

「おはぎ・・・好きだったよね・・・食べられへんのかなぁ?!(‘・c_・` ;)」

そんな話をしていると、心配になって観に来てくれたSTさん

「ナイスタイミング!おはぎ・・・むりかなっ!?」

「えっと・・・・チャレンジですけど、少しだけしてみましょうか。」

みんなが見守るなか
一口匙が口に入れられると

ものすごく噛んでいる。

そして眼を見開き

また閉じてもずーっと噛みつづけ

そして

ごっくん

「やったぁぁぁぁぁ♪食べられた♪ヾ(≧∀≦*)ノ〃」

STから介助を受け取り、
ゆっくり一つずつ確認して食べてもらう。


もぐもぐもぐもぐ
もぐもぐもぐ
ごっくん

もぐもぐもぐもぐ
もぐもぐもぐ
ごっくん

エエェ(・ω・三・ω・)ェエエ

気がつけばむせもなく
時間をかけて他のお年寄りと同じ2個平らげた。

感動の一瞬。

他のお年寄りも鼻から管が入り気の毒がっていたものの、
最後には拍手w

「すごいやんっ!食べられたっていうことはまだまだ大丈夫やなっ!がんばろうな!」

( ´・_ゝ・)´-_ゝ-)´・_ゝ・)´-_ゝ-)ウンウン
Aさんを励ますお年寄りにも感動w

食べることへのこだわり、
座ることにこだわり、
寝ることにこだわり、
立つことにこだわり、
これって「生きる」にとっても大切なことではないでしょうか?!


ダメになるのはある日突然と思っている人が多いのですが
実は違います。

時間をかけてその予兆は始まっているのです。
気づいた人がいるなら
そのことを無視することは
「生きる力」を奪ってしまうことです。

過去自分の無知や
勉強不足で守れなかったケースもあります。
もちろん今が正しいと思っていたことも
10年たてば色あせることもあるでしょう。

だからこそ学び続ける必要があり
必ずしも怠ってはいけない。
人に携わることを生業にするのであれば・・・。

少しでも
誤用・過用・廃用を排除しても
尚落ちていく人間の機能低下だとするならば
私たちにできることは、寄り添うことであり
家族にその寄り添いを返していくことです。

家族になることはできません。
いつでも、家族に返せるように
見守れる環境を作ることが、支援という形であり
専門職のするべきことなのだと思います。


やっぱり現場は楽しいw
かかわらせてもらう利用者さんには感謝でしかありません。
そして、少しでもその方の「生きる力」を邪魔しない介助を目指したいと思います。
それがスタッフにも伝わればいいなぁ~。
  •   10, 2012 22:23
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