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腐敗②

  29, 2011 00:29
【腐敗①】からの続き

家族は悔し涙を流しながら訴えていた。
夫の尊厳をまるで無視して、薬でおとなしくなることを当たり前だと思っている施設に対して
闘う意思を示した。

Aさんの奥さんはこうつぶやいた
「もし断るのなら、市内に行く施設がない。
 持病が再発しても仕方がない。
 家で見るわ。この話を言われた時、私に『死ね』って言ってるようなものだと思った」

家族を追い詰める介護事業所の態度。
まして、市立の看板をあげているのにもかかわらずそこには市民の税金も投入されている。

先日も近隣の市で介護苦によるものか
心中自殺がありました。
そんなことを微塵も感じさせないような発言。

施設の相談員から妻へ連絡が入る
「フロアの看護師、介護職、医師、相談員等と今後の対応について検討したい。
この日時はいかがですか?!」


あくまで、自分の領域の人間たちからの説明を行い、
家族一人に対して決断を迫る。

決して、前向きな内容とは思えない。
施設側は一番はじめに、精神科にかかって薬を飲めと提案しているのだから・・・。
そんな風に言葉の暴力をかけていることに対して
あたしたちは家族とともに訴える手段に出た。

現状の施設にとってAさんは「点」
でも暮らしや人生は「線」
だからこそ、施設は線となる必要がある


向こうが複数人で来るのであれば、
こちらも複数人でお話を伺おうと。
実はあたしも、この施設の立ち上げメンバーで8年勤めた。
体質に合わないため退職したが、このAさんとは別の老健のデイで2年半一緒に過ごしてきたから
性格も知っている。

Aさんは非常に複雑で執着するタイプではあったが、
上手に乗せながら対応すれば薬を必要とは全く考えなかった。
年々介助が必要にはなるが、それでも噛まれそうになること自体どんくさい

噛もうとした・・・そのことを検証すれば、
片麻痺のAさんが健側で手すりをもち、
前から抱えあげた職員と後ろから下着を上げる職員
どちらもがまごつき、Aさんが立腹
言っても言ってもきちんと対応できないなら、抵抗するのは口しかないから噛もうとした

それって、そんなに不可思議なことでしょうか?!
予見されることではないですか?

噛もうとしたなら
噛まれないように工夫すればいい
医療の進歩とともにケアや介護技術だっていろんな方法がある。
抱えあげの介護しか知らないスタッフばかりだから工夫することなんて思い浮かばないのだろう。

話し合いできちんとそう言うことも勉強して改めていくことが
公益性のある施設のやることだと思っていた。
施設を立ち上げた時、当時介護職員だった相談員は如実にケアを語っていたのだから。
そして現在の介護部門の部長を務めている看護師ですらその話し合いにはいたはずだから。

【今までのような閉鎖的で暗い施設ではなくて利用者の尊厳を守るような良い施設にしたい】と・・・。

つづく

  •   29, 2011 00:29
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