きみきみのぼちぼちいこか~

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ぼうげんの裏側

  03, 2011 07:32
ある介護者さんが苦笑いしながらつぶやいた

「まだまだ生きそうやね。はよ死んだらいいのに」

「人生80年っていうけど、自分がこんな年齢になってまで生きたくないわ。
若いうちに病気であっさり死んでる方がいいわ」


「もう・・・私を含めてね、50年でみんな死んだらええねんw」

本人さんはちょっと耳が遠い。
でも、意外と聞こえている。
ちょっと表情を見ると少し曇っていたから。


”ひどい言葉だ!( ゚Д゚)なんて家族なんだ?!”

そう思うよね。
でもオイラは・・・・そう非難することはできないなって思えるんだよね。。。。

どうしていいかわからないときって、いろんなことが辛くて
不安で、恐ろしいって思えてくる。
いつまで続くかわからない介護・・・。
先行きの不安。

家族ってそれまでの生活歴があるからね、
おいら達事業者はあくまで他人だから
サービスを必要としたときしからのかかわりだ。
歴史の浅いおいら達が
”虐待だっ!”って一概に言えないなぁって思います。

愛情を感じる言い方では決して無いけれど、
義務であろうが家で見ようとしている娘さんは偉いと思った。

「また、以前に逆戻り・・・同じ生活だわ」
安堵とイライラ・・・。
きっちり物事を計画的にすすめたい娘さんと
自分の思うまま過ごしたいと望む利用者さん。

決して利用者さんの状態が悪化したのではない。
改善したからこそ、お年よりは自分の望むことを主張してきているのである。。。

彼女のように
きちんと現状認識し、自己主張するお年寄りが増えてきている。
良いことだけれど、
家族の形もさまざまに変わり、
その主張を支えきれなくなってきていることも現状なのだ。

シングル介護が増えたり・・・
家族介護といいつつ、妻や夫に遠慮しながら実親を見る・・・
仕事と介護の両立・・・
さまざまな環境因子が厳しくなる中
お年寄りもまた、情報を持ち、選択できる世の中の波に飲まれ
主張することを学んできた。

そんな中
親子の関係であっても
人間関係が露骨に表れてくる。

性格が合わない親子というのも・・・また存在することは理解できる。
親子だからなんでも許せるというわけでなはく
親子にも相性というものがあるもんだ。

年を重ねたからといって皆が皆、介護に対しての理解や愛情が深くなるわけではない。
葛藤を重ねながら、折り合いをつけていく。
その過程の中で、おいら達事業者という他人は見守っていったり
両方の間を取りながら調整していくことが大事だなぁとつくづく感じる。

利用者さんが
望む家での介護に家族も取り組めたら
どんなに良いだろうか・・・。

いろんなことで板ばさみ
人は生きていくうえで
常に息をつく場所が無い。

そしてまた迷うのだ。
”これで・・・・良かったのかな?!”
どんな結果であれ、そう思う。

在宅であろうが、
施設であろうが、
本人の望む暮らしの中に
家族も忘れてはいけない。。。

だって迷うのは・・・家族だから。
罪悪感と
責任感と
さまざまなプレッシャーに
立ち向かう

本人の心に耳を傾ける
そして家族さんの真意も耳を傾けるには
信頼関係を築けるようにしなければならない。

とげとげしい殻を身にまとった人間の奥底に語りかける必要があるような気がする。

だからオイラはあえて
主張をするこの利用者さんにきちんと説明する。
今までの経過
現状、
そしてこれから

その中で利用者さんの望むべき生活をするためにはどうすればいい?

提案する。
でもその提案はおそらく守れないだろう。
だって人間変わらないんだもん。
でも、風を送ることは必要なんだと感じる。
娘さんも応援してくれる環境を作れるように・・・。

険しい表情で話していた娘さんが、帰る頃には少し言葉尻や表情が
やわらかくなってきていた。
もちろんどんな出来事も一筋縄ではいかない。
当たり前のこと。
まだまだいろんなことが起こってくる。

「ごめんね忙しいのに。何回も来てもらって」
オイラは正直に答える

「いいえ^^いいんですよ。無理なときもありますから。
ちゃんとお伝えします。・・・迷ってください。何回でも来ますから」


オイラの言葉にどれほどの効果があるかなんてわからないけれど、
誰かが相談に載れるよと言ってくれたらほっとできるような気がする。
そして大半のご家族がしっかり向き合ってくれる。

親子の関係も
人間関係の多様化により変化している

だからこそ、人間が老いていく過程
親子の関係
生と死
病気と健康
人生観

さまざまなことを見つめなおすきっかけが
介護であったりする
だからこそ、事業者の関わる意味の大きさをいまさらながら実感する。
  •   03, 2011 07:32
  •  2

COMMENT 2

Thu
2011.03.03
20:42

きむみ庵  

はっぴぃかむかむさん

きっとはっぴぃかむかむさんのように思えるまでに時間はかかるんだと思うんです。

でも
介護に向いてる人と
向いてない人が居るということもあるんじゃないかなぁって
話しを最近するんですよね。

ぼちぼちですね^^きっと

2011/03/03 (Thu) 20:42 | REPLY |   
Thu
2011.03.03
12:33

はっぴぃかむかむ  

きむみ庵さんへ

その介護者の方の気持ち分かります。

私も、自分は寝たきりになるより早く死んだほうがましだって思った時期もありました。
父に対してもこんな人生の後半は、耐えられない。死にたいと思っているんじゃないかと思っていたこともあります。

でも、寝たきりは作られていることが多いこと。 例え身体の自由は効かなくても、生きる希望を失わなくていいことが理解できるようになって、考え方が変わりました。

せっかく救われた命、大切にしたいと思います。

2011/03/03 (Thu) 12:33 | REPLY |   

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